「スネアの音が小さい」 「速いフィルを叩くときに左手がついて来てくれない」 「左手だけダブルストロークがぎこちない」
など、左手が思うように動かない歯がゆい思いをよくします。 でも右利きの人にとってこれは当たり前のことかと思います。
特にバンド練習メインでドラムを練習している人は、左手の何倍も 右手を使っているはずです。

左手を鍛えるために左手に箸を持ってご飯を食べたり、左手で 文字を書いたり、左手で歯を磨いたり、様々な努力をしてきましたが、 あまり意味はありませんでした・・・。

やはり一番良いのは、右手に負けないくらいの回数、左手でも ドラムを叩くことです。


左手スタートのフィルイン

ドラムを始めたての人の場合、大抵「左手が右手のマネをしてるだけ」
というケースが多いようです。

8ビートを叩いているときのフィルインで、
「スネア4発、高タム4発、低タム4発、フロア4発」と(右左で)叩く ものがありますが、このフィルを左手スタートでやってみて、 ぎこちなくなってしまったり、音がバラバラしてしまったら 「左手が右手のマネをしてるだけ」の疑いありです。

マネをすることは決して悪いことではありませんが、左手に自主性を 持たせ、むしろ右手をリード出来るようにさせることが「左手強化」の 第一歩となるでしょう。

普段右手からスタートしているフィルを左手スタートで練習するという ことは、慣れていないうちはかなり苦痛を伴いますが、効果を実感し やすい練習法であると思います。

左手と右手のパートを入れ替える

左手の強化として誰しも思いついてしまう練習法かもしれませんが、 単純に効果は高く、かなり有効です。

左手でハイハット、右手でスネアを叩き、最初はゆっくりとした8ビート から練習してみます。

慣れてきたら手首のダウンアップやアップダウン、裏打ちなどを練習します。

バンド練習で問題なくできるようになったらかなりのモノかと思いますが、 メンバーに手を抜いてると怒られてしまうかもしれませんね。