ボーストレーニング

両手両足(右手:フロア、左手:スネア、右足:バスドラ、左足:ハイハットが一般的)で 同時に「ダダダダダ・・・」と一定の速さで叩くだけのものですが、4種類の 音を収束させるようにすることによって手足のバランスを確認でき、プレイを 開始するときのウォーミングアップにうってつけです。



手2発&足1発

手2発&足1発は手足のコンビネーションの中でも比較的簡単でおいしいので、 身につけておくとフィルの引出しの一つとして重宝します。

「手2発」は基本的にどこを叩いてもOKですが、初めての人はスネアだけで 練習するのが良いと思います。

初めてだと手2発&足1発の間隔を同じにするのが難しいと思うので、特に 間隔に気を使いながらゆっくりムラのないように叩きます。

慣れてきたら


スネア2発&足1発→ハイタム2発&足1発→ロータム2発&足1発→フロア2発&足1発


といった感じで移動させたりします。

8ビートや2ビートなどで6連系のフィルとして使うと非常に効果的です。



手2発&足2発

「黄金のフレーズ」と呼ばれるほどおいしい手順です。

これも4つの音のバランスと間隔がキモになりますが、決まれば嵐のような フィルインが身につきます。

バスドラの2発は通常ツーバスかツインペダルを用います。

シングルペダルでも可能かとは思いますが、2発の音を揃えるのに鬼の技術が 必要かと思われます。
まずは「スネア2発&足2発」で練習し、慣れてきたら

「スネア2発&足2発→ハイタム2発&足2発→ロータム2発&足2発→フロア2発&足2発」

というように、手の位置を移動させて練習します。

ツーバスやツインペダルを用いた手足のコンビネーションはこれの他にも おいしいものが多く、「手4発&足2発」や「手2発&足4発」、 「手3発&足3発」などが代表的ですが、可能性は無限です。



手の休符部に足をいれる

基礎練の項に「・休符移動」について書かせて頂きましたが、 その休符部にバスドラを入れてやるというのがこの練習法です。
つまり手順としては


 「バスドラ→左手→右手→左手」
 「右手→バスドラ→右手→左手」
 「右手→左手→バスドラ→左手」
 「右手→左手→右手→バスドラ」


となり、この4種類をそれぞれ練習します。
これも単純ですが、手足の連携のバランスを鍛えるのに非常に良い練習方法 です。
それぞれの音の間隔をそろえることが要でありますので、左足を一定 に踏みながらできるように練習します。