ダウン&アップ

8ビート等でハイハットやライドを叩くとき、ダウンストロークとアップストロークを 交互に行うことで、リズムに表情をつけやすくなります。
また、慣れてくると常に一定のストロークで叩くよりもスピードを出しやすくなります。

一般的にはダウンストロークのときに強めに叩き、アップストロークのときに弱く叩きます。



アップ&ダウン

前記の「ダウン&アップ」のダウンストロークとアップストロークの 順序を逆にしたものです。
リズムの裏がアクセントとなるので慣れないと難しいですが、 感覚をつかめばさらにリズムに表情をつけやすくなります。



クロススティッキング奏法

手順にスティック(腕)を交差させる動きが混じるので、タム回し等の精度が 上がります。

手順は「ハイタム→高」「ロータム→低」と略すと、


@低(右手)、A高(左手)、
B高(右手※ここで右手が上になりクロスする)、C低(左手※左手が下のまま叩く)
D低(右手)、E高(左手)、
F高(右手)、G低(左手※ここで左手が右手の上になりクロスする)、


となり、@〜Gをひたすら繰り返します。
叩く場所を高タムと低タムではなく、スネアとフロアに移動したりして応用 すると、より効果的と思われます。



クローズドロール

「プレスロール」とも呼ばれます。

スティックを手の平で握るのではなくつまむように一点で固定し(親指が上に 来るように)、打面を叩いたときのリバウンドをそのまま押し付けるように してやると、スティックが数回バウンドして「タラララ・・・」となります。
これを左右の手で繰り返すことによって「ザ〜〜」というロールが生まれます。 音をそろえるためにはかなりの練習が必要ですが、いつかは身に付けたい技術です。



オープンロール

クローズドロールとは違い、しっかり「右手で2回、左手で2回・・・」と 交互に叩いていくロールです。

これをロールと呼ばれる域までにするには相当の練習が必要ですが、マスター すればクローズドロールでは難しいタムやフロアでのロールも可能です。

適当にスピードだけを重視して練習してもきれいなロールにはならないため、 遅いテンポから始めてしっかりとしたダブルストロークを行うことが重要です。



タムを使ったダブルストロークの強化

ダブルストロークをドラムセットで練習する際、上達の効率が良さそうな手順を 紹介させて頂きます。スネアとハイタムとフロアタムを使います。

スネア→「ス」、ハイタム→「高」、フロアタム→「フ」と略すと


ス(右手) → 高(左手) → フ(右手) → ス(左手) →
フ(右手) → 高(左手) → ス(右手) → 高(左手) →
フ(右手) → ス(左手) → フ(右手) → 高(左手) →
ス(右手) → 高(左手) → ス(右手) → 高(左手)


この手順でダブルストロークを練習します。

シングルで叩くととても忙しいことになりますが、ダブルストロークで叩けば 無理なく3つ進行系のフィルができるようにもなります。