ビートボール奏法

これはバスドラのパワーアップに非常に効果的な練習法です。筋トレに近い かもしれません。
ひたすら足首の貧乏ゆすりでバスドラを踏むという単純なものですが、 続けてみるとかなりキツイはずです。個人練やバンド練の合間などにコツコツ 続ければ、将来必ず効果を実感できるはずです。

  これはバスドラの強化法として菅沼孝三先生にセミナーで直接教えて頂いた もので、とても思い出深いです。

スライド奏法

これはペダルのフットボードの手前側を一発踏み、そのまま足を奥にスライド させて奥でもう一発踏むテクニックで、かなり速い2連発を叩き込むことが 出来ます。

最初は「手前」と「奥」の場所をしっかり意識してゆっくり踏み分けると 良いでしょう。慣れてきたら手1発・足2発をひたすら続けて鍛えあげます。 「タドドタドドタドドタドド」と一定間隔で。

ちなみに世界にはスライド奏法でバスドラ7連できる人がいるらしいです。 世界って広い・・・。

足首のスナップ奏法

これもバスドラを2連続で踏むテクニックです。
「右手技」の場所で書かせてもらった「手首のダウン・アップ」の 「足バージョン」と言ってしまっていいかもしれません。かかとを上げたまま 一発踏み、かかとを踏み下ろすときにもう一発踏み込みます。

スライド奏法が2連発の音の大きさを揃えるのが非常に難しいのに対し、 これはマスターすれば、かなりきれいな2連発を鳴らすことができます。が、 その分難易度はスライド奏法より上だと思います。

移民の唄のリズム

「移民の唄」って言われてもピンとくる人は少ないかもしれませんが、昔 プロレスの入場曲に使われてたことがあったりして聴けばわかるはず・・・。
確かレッドツェッペリンの曲でしたか。
まあ重要なのはメロディーではなくてバスドラのリズムなんです。これが非常に 難しいので、足のコントロール性を飛躍的にアップさせてくれるはずです (休符は記述しておりません)。
「ドッドドタドッドドッドドタドッド♪」

速い2ビート(ダブルビート)のための足のダブル

速い2ビートが要求される曲の足のダブルは、きれいな2発を鳴らすのが非常に 難しく、できないと代用フレーズに頼ったりするなど男らしくない行為に走って しまいがちです。

ツインペダルやツーバスを用いればきれいな2発を生み出すことも可能ですが、 腰が不安定になるために上半身に負担をかけてしまうのが難点です。 (もちろん慣れればすさまじく有効ですが)

そこでシングルペダルできれいなダブルを鳴らす方法ですが、上記のダブルの 練習法以外にも実践的な練習法がありますので紹介させていただきます。

まず速い2ビートでのダブルがショボくなりがちな原因として、

「右手が速すぎるために足がおろそかになる(あくまで一般的な2ビートの話)」

というのがあると思います。

つまり、手ではなく「右足を主役」に意識できるような練習が必要なのです。

具体的な方法は非常に単純で、2ビートの右手をスネアのタイミングと同じ個所 だけにし、手数を半分にしてやります(まあこれも立派な2ビートですが)。

慣れないうちはスピードを出すのが難しいかと思われますが、右手が楽になった分、 足に意識を集中することできれいなダブルを鳴らす感覚がつかみやすいはずです。

サンバキック

これも足のダブルの練習に良いリズムパターンです。

バスドラを踏むタイミングが頭と尻であり、ロック系の曲のコピーだけでは 養いにくいコントロール性を身に付けることができます。

本格的なサンバのリズムパターンではもっと両手を色々動かしたりしますが、 キックの練習としては8ビートでも十分だと思います。

シャッフル(キック)

これもサンバキック同様バスドラのタイミングが頭と尻になります。