「ドラム」に今まで関わったことがない人にとっては、実際の ドラム演奏は途方も無く難しいものに見えてしまうかも知れ ません。

特にドラムは、練習場所の確保等、練習すること自体に対して 高いハードルがある場合が多いので、あるレベルに達するまでの 道のりが見えにくいものです。

しかし逆に、その「あるレベル」に達してしまうことができれば、 ドラム演奏上達への道のりが見えてきて、楽しくて楽しくて 仕方がない状態になります。

そこで、その「あるレベル」、初心者→初級者へのプロセスの よくあるパターン(あくまで私が目撃した事例ですが)をまとめて みましたので、これからドラムを始めようと考えている方は、 良ければ参考にしてみてください。

1.ドラムを叩く決意をする 「憧れているバンドのドラマーのようになりたい」
「女の子にもてたい」など、動機は多様です。
2.ドラムを叩けるような
  機会をつくる
スタジオ、学校の部室など、とにかく本物の
ドラムを前にしてテンションを上げます。
3.簡単なリズムパターンを
  覚える
まずは「8ビート」がおすすめです
一つでもリズムパターンを覚えれば、
ドラムの楽しさを実感できます。
4.ドラム筋が育ってくる 下手でもぎこちなくても、叩き続ければ確実に
ドラムを叩くための筋肉や神経が育ちます。
もちろんフォームも大切ですが、まずはスティック
を振る「数」で勝負!
5.バンドを組む 一緒に演奏してくれる仲間ができれば
お互いに刺激しあえて効率的です。
また、楽曲でドラムを練習することで
ドラムにどんどん慣れる事ができます。
6.楽曲を練習する バンド用の楽曲を演奏するためには
数種類のリズムパターンやフィル・インを
覚えることが必要になります。
スコアや耳コピー、動画を用いて覚えましょう
7.初めてスティックが折れる 俗に
「スティックを1本折るまで続けられたら1人前」
みたいな言葉があるようですが、初めてスティック
が折れたときは感無量になってしまうものです。
8.「体」でリズムを刻む
  (数える)ことを覚える
生まれつきこれができる人もいますが、私の
ように才能の無い者はドラムを始めてからしばらく
の間はリズムを刻む最小単位である「右手」のみ
に頼ることになり、非常に安定性がないうえに
見た目もぎこちないです。

そこで体のどこか。例えば「足」とか「腰」とか
「頭」でリズムをとることを頑張って行い、
徐々に「体」全体でリズムを取れるように練習
します。
これができるようになるとグンと安定性が生まれ、
かなりのステップアップになります。
9.様々な壁にぶつかる 様々な楽曲のコピーやオリジナルに携わる
うちに、またはプロのビデオや教則本に学ぶ
うちに、自分に足りないもの、身に付けるべき
技術に気付きます。
その一つ一つを乗り越えるうちに、今まで見えて
いなかったものが見えるようになり、
気付かなかったことに気付き、
そしていつの日か、中級者や上級者への道が
開けるかもしれません。

あくまで私を含め、私のまわりで多かったパターンですが、このあたりまで これれば、あとは楽しいドラムライフを続けられている人が多いように思います

そしてその後は、それぞれの好み・個性によって、様々な特色あるドラマーに成っていくのでしょう・・・